如月千早武道館単独公演「OathONE」を観てきました

如月千早武道館単独公演「OathONE」を観てきた日記

前置き

如月千早武道館単独公演「OathONE」 のDAY1公演を観てきた。
これはその感想日記 1

これまでちょいちょいロックバンドのライブには行けども、硬派を気取ってアイドルのライブには行かなかった 2 。曲は聴いてたけど。
ただ今回は単独での武道館公演になる。さすがにこれは行かないと嘘だろ、と思ったので、気がついたときには一番高いチケットを買っていた。
そういうわけで、今回が初めてのアイドルのライブ参加だ。

特段予習的なことはしておらず、手持ちの音源を気が向いたときに聴く程度当日を迎えた 3
特別なことといえばTHE FIRST TAKEの試聴と新曲である輝夜の試聴くらい。

いまいちだったこと

まずはいまいちだったことから書く。なぜなら一個しかないからだ!

それは列形成!
入場に関しては全席指定なこともあり、最終的に辻褄があうので適当でもいいかなと思ったのであんまり言わない。
物販のレジ・列形成はもうちょっと人員増やせなかったのかとちょっと文句を言いたい。
CD並んでたけど、4列になったり3列になったり2列になったり3列になったり、その余波で普通に人の流れについていくだけでオーバーテイクしたりされたりした。レースやってんじゃねえんだぞ。

そんな状態で寒空の下、2時間半並びました。 サイバースペースの地政学 読み終わっちまったよ。

物販テントから曲流れてて気分上げてくれていたからギリマイナスの感情抱いてないけど、かなり厳しいポイントだった。寒かったし。

よかったこと

まずはなにをおいてもセットリスト。

もともとは24日のみだったことも影響しているのか、最初からアクセルベタ踏みな構成になっていた。
蒼い鳥は序盤だろうとは予想していたけど、初手に来るとは思っていなかった(終わったあとにふりかえると他になにがあるのか、という感じだが)ので本気を感じた。
その上で、全体的にみんな知ってる曲(初期からある曲)が多めに配分されていて、なるべく多くを拾う選曲がされていた印象。
個人的に「arcadiaかinfernoやらないかな、まあinfernoはソロじゃないから無理かね……」と思っていたら連続で食らったうえにrelationsまでもらったのでそこだけでかなり大満足。

そういえばFate of the Worldから眠り姫やったのってそういう(Sleeping Be@uty)こと?

眠り姫の名前を出したので個別の曲の話もしたい。

とにかく眠り姫だ。
歌を聴きに行っているわけだが、本当に歌だけを聴けるとは思っていなかった。伴奏が入ったタイミングのカタルシスももちろんあったが、もっと歌だけを聴きたい気持ちもあったことは残しておく 4
本当の意味でひとりで歌うこともできたはず、と思わせるパワーがそこにはあった。

新曲である輝夜もよかった。
これまでのソロ曲は「わたし」か「わたしとあなた」程度に閉じていた印象が強い。「みんな」や「あなたたち」は少ないように思う。そこに「わたしたち」だ。
この「わたしたち」もそれとなく距離のあるようなないような、らしい距離感で語られている。
いま、あえて「わたしたち」を歌うのはなぜか? は聞き手の持つ文脈によりそれぞれ異なる 5 だろうが、いまなら当然こう歌うよね、という現在地の曲として非常に完成度が高い。
これしばらく会場限定CDでしかフル聴けないってマジですか? と思っていたら事後物販あるらしい。みんな買ってくれよな。

そうして曲もよければ演出 6 もよかった。
座席位置がよかったのもたぶんに影響しているだろうが、ライティングや映像演出が効果的でステージ上の演者の存在感が際立っていた 7
北側の座席だったのでかなりの時間を背中を見つめていることになったが、センターステージのソロライブだとこんなもんだよな、という奇妙な納得感があった(会場東側と西側にはネット配信の映像が映し出されていたので運営側には瑕疵はないと添えておく。自分の意思で現地でしか見れない如月さんをずっと見ていただけ)。
なによりだからこそ目が逢う瞬間は最大火力で受けることができた。
如月さんはおれを視たしおれを指差したしおれに手を振ったんだよ。わかったか。エッ?

ここまで書いたからには、groovotsさんにも触れなければなるまい。
groovotsさんは映像出力用LEDパネルを全面に供えた直方体型の自走ロボット群で、かなりかわいい
今回の公演でこの群れはステージ上部・下部に投影されていた映像と同期した映像を抱えて走り回って演出を支えたほか、ある重大な役割を担った。
個人的に今回の使い方は非常に刺さったので、現地で見ることができてよかったと思う。

また、途中疲れたのかなにかしらがあったのかさだかではないが、動きを止めてスタッフさんに回収される個体がいた。この瞬間だけはgroovotsさんに視線が釘付けだった。回=回の魚眼無効レンズロボくんを思い出したのは自分だけかもしれない。
25日の公演も仕事があると思われるので、しっかりメンテナンスを受けてほしいところだ。

あと家庭用の卓上groovotsさん欲しいんですけどSONYさんなんとかなんないっすかね?

思ったこと

公式セットリストのセクション名が半分答え合わせみたいなものではあったけど、曲順がひとつのテーマで2つの物語を持っているのがよかった。
ひとつは輝夜で語られている「月に帰らなかったかぐや姫の物語 8 」。もうひとつはセクション間で本人から語られた 9 ものだ。
自分がこの複合的な構成に気づいたのは輝夜~Kosmos,Cosmosのあたりだったが、思い返せばコンセプトアートやステージ演出から十分に示唆されていたものだった。
平沢ソロライブとか好きなのでこういう物語性の強い選曲はガンガンやっていただきたい。

あと深海と宇宙を並べられるとソウルマスター宮崎がチラつく病気に罹患しているのほんとうによくないと思わされた。

まとめ

BDお待ちしております。
あとこの記事を読んでいいなと思った方はアーカイブチケットの購入を検討してください。


Footnotes

  1. 「この文章は原則xRライブのコンセプトを尊重しているので、メタい話は脚注ブロックに書く」という意味
  2. 「女性声優の顔を見ない縛りを己に課すことで人としての気持ち悪さを底上げしているので、これまでアイドルマスターおよびそれに類するコンテンツのライブには参加したことがない」の言い換え
  3. SP、2、アニマス、ステラステージ、グリマス、ミリシタ、ミリアニ、ツアマスを遊んだ・観た知識もある
  4. あの場にいた全員が伴奏なしで始まるのはぶっちゃけ予測済だっただろう。「次のタイミングで音出すぞ」がかなり後ろにズレ込んでいたのはみんな想定外だったはずだ
  5. 体感としてアニマス~ミリオンライブ以前・以後で描写に明らかな変化があるが、変化のきっかけとしてどれをヘッドカノンとして採用しているかは人によるという話
  6. xRのこと
  7. 総合格闘技として「そこにいる」感を生み出していて、現実空間にオブジェクトを投影している感を感じる瞬間はほとんどなかった(ゼロではなかった)、ということ
  8. 歌詞が公開されていないのと、このコンセプトはファミ通で公開されていたものなのでいまは深くは立ち入らない
  9. 注釈8を一瞬で覆すが、輝夜で語られる「帰ることもできたが、みんなのところに残る」という選択は今回語られた如月千早の物語とも強くリンクしている。もちろんこれは今後そういう方向に持っていきますよ、という宣言ではないことはアンコールが細氷と約束の2曲だったことからわかる 10
  10. 個人的にはアニマス以降の路線を擦りすぎと思っているので、今回選ばなかった側の話もいつかしてほしい